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1995年のあんかけスパゲッティ その後

こうして私はあんかけスパゲッティ(くどいようだがその時代にはまだその呼び名は存在していない)に魅せられた。私は3回食べてようやくその美味しさを発見、あるいは解明したわけだが、正直なところ味そのものに魅せられたというよりはむしろ存在自体に強い興味を持った。この奇妙な、そして愛すべき食べ物が、なぜ、どのようにして名古屋で生まれたのか。そしてなぜそれは他の地に飛び火することなくここだけで生き残ったのか。そ...

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1995年のあんかけスパゲッティ 後編

さてこうやってあんかけスパとの出会いについて書いているわけだが、実はこの当時「あんかけスパ」という言葉はない。なんと呼ばれていたかと言うと単に「スパゲッティ」である。ではどうやって普通のスパゲッティと区別していたかというと、区別していなかった、というのが真相のようだ。先日、ミラカンの到着を待ちながら私は先輩にいくつか質問をぶつけていた。「こういうタイプのスパゲッティ屋って名古屋だとけっこう他にもあ...

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1995年のあんかけスパゲッティ 中編

名古屋での仕事は、お世辞ではなく良い先輩方に恵まれた。何がいいって、業種がらもあり全員が食いしん坊だったのである。外回りに出ない日はよくランチにも誘ってもらった。ランチからビールを空けつつ二軒ハシゴする事も稀ではなかった。ある時、入社から5年目で15Kgの体重増加を成し遂げた先輩のエフ氏からランチに誘われた。「おいイナダくん、ゲッティ行こまいゲッティ!」ゲッティとはどうもスパゲッティの事であるようだっ...

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1995年のあんかけスパゲッティ 前編

私は大学卒業後の数年、会社勤めを経験した。最初は大阪の本社勤務だったが、すぐに名古屋に転勤となり、そこで初めてあんかけスパゲッティという物に出会った。20年ほど前の話である。その日私は無性にパスタが食べたい衝動に駆られていた。正確に言うとその一週間ほど前からずっとパスタが食べたかった。その頃、イタリア料理は今よりもう少し気取った食べ物だった。20代前半の男がふらっと一人で店に入るにはかなりハードルが高...

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マクドナルドと私 ep2 マックグリドル 2007

世の中には2種類の人間がいる。外国の料理を現地そのままの仕様で出してほしいと思う人間と日本人の口に合うようにちゃんとアレンジして欲しいと思う人間だ。これに関してはどっち付かずの人というのはあんまり存在しなくて、わりとどちらかにはっきり分かれる気がする。ただし前者の、現地そのまま派は圧倒的に少数派だ。だから外国料理を提供するほとんどの飲食店は、いかにして日本人の味覚にフィットするアレンジを加えるかに...

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マクドナルドと私 ep1 クォーターパウンダー2009

2009年のある日、私は仕事で来ていた埼玉県のとあるマクドナルドに居た。全国販売が始まったばかりのクォーターパウンダーを食べるためにである。正直、特別な何かを期待していたわけでもない。話の種に、くらいの気持ちである。カウンターで手渡されたそれは、さすが、ずしりと持ち重りがした。テーブルについて箱の蓋を開ける。ん?!匂いからして普通のハンバーガーと違うんじゃないか?手にとってかぶりつく。驚いた。うまいの...

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マクドナルドと私 (長い前置き)

ツイッターでたびたびマクドナルドを擁護してきた。いや、擁護なんて言い方は失礼だな。賛美してきた。いずれにせよそれをする度にフォロワの数は減った。ツイッターで私は食べ物に関する事しかつぶやかない縛りを自分に課している。だからフォロワさんは基本的に食べる事に少なくとも人並み以上の関心と愛を持っている方がほとんどと言えるだろう。そういう方たちにとって、マクドナルドは忌むべき物で、それを褒める奴など不快だ...

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老舗論 後編

老舗は同じジャンルの他の店との比較で最もエッジの立った商品を提供している事が多い。エッジが立った、は、特徴が強い、と言い換えてもいいし、極端な、と言ってもいいと思う。あと付け加えると、老舗は一見割高に見えてその実、え?そこ?というような部分にコストをかけている事が往々にしてある。そしてそれがオリジナルな魅力につながっていたりする。競争に巻き込まれて最適解を目指すということは、万人受けとハイ・コスト...

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老舗論 中編

飲食業界は競争が熾烈だ。常にギリギリの生存競争にさらされている。だからどの店もなるべく安くてなるべく多くの人に美味しいという印象を与えなるべくお店に利益を残すそんな最適解を必死に求める事になる。そしてその最適解は結果的にジャンルごとに似たようなものになる。同じような味のつけ麺が大増殖し、オムライスはふわとろになり、ハンバーグはあふれる肉汁を湛える。パスタはスピーディに提供できる細めの麺にライトなソ...

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老舗論 前編

山本屋の法則、というものがある。ある、というか私が考えた。例えばあなたが名古屋に観光に来たとしよう。そして地元のおっちゃん、まあタクシードライバーでもたまたま飲み屋で隣り合った煮え煮えのおっちゃんでもよいのだが、まあええ感じのおっちゃんに明日は山本屋で味噌煮込みうどんを食べようと思ってるんです、と話をふってみたらかなりの確率で以下のような答えが返ってくるだろう。あそこは高いばかりでちっともおいしく...

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プロフィール

イナダシュンスケ

Author:イナダシュンスケ
業態開発とメニュー開発を中心に飲食店の雑用全般。enso / Erick south / Erick curry などなど。
ただしこのブログは完全プライベートであります。
偏り気味の食文化論、役に立たない食べ物ウンチク、飲食店の愉快でトホホなリアルライフ、そしてたまにはヒット数稼ぎの阿漕なレシピ公開、好きなものを好きと言うだけの中身の無い雑談、などをだらだらと垂れ流す予定です。
↓小ネタはコチラ↓
https://twitter.com/inadashunsuke

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