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食べログ100%☆活用術

食べログの点数はあてにならない、なんてことが良く言われる。
食べログは住所や営業時間、定休日を確認するくらいしか使わない、なんて明言する人も少なくない。
確かにそれもわからないではない。
しかしせっかくある物なら使った方が良いではないか。
食べログを有効活用するにはいくつかのコツがある。
今回はそのコツをロム専アルファ食べロガーの私が徹底解説しようと思う。



<一つ、食べログは基本、マニアによるマニアのためのツールと心得よ>

ご存知の方も多いと思うが点数は単純な平均ではなく、投稿数が多い人の投稿ほど大きく反映される。
音楽やゲームや小説と言ったジャンルでは、膨大なコンテンツを消費してきた熱狂的なヘビーユーザーが好む物とそうでない大多数が好む物は大きくかけ離れる事が多い。
確かにそれらほど極端ではないかもしれないがお店やその料理に関してだって基本的には同じような事は起こるのである。
ヘビーユーザーだからと言って味覚が優れているとは限らないかもしれないが、少なくとも、難解な食べ物の良さを理解するスキルに関しては桁違いである。
別の言い方をするならば、食べ歩きの経験値が高いほど美味しい物をたくさん知っているかもしれないが、それに比例して評価の軸も一般的なそれとは隔たりが大きくなっていくのだ。
もしあなたが(私と同様に)自分もマニアの一人だと自覚するなら食べログの点数はそのまま信じてもあながち間違いは無い。
しかしそうでなければ、面倒臭がらず一つ一つのレビュー目を通すべきである。
(とは言うものの実際レビューを一つ一つ読むなんて事をするのはむしろマニアのほうかもしれないが。)



<食べログ評価は個性的な店に甘くありふれた店に厳しい>

これも同じく食べログが実のところヘビーユーザー主導型だからこそ起こる現象である。
ヘビーユーザーはありふれた店にあきあきしているからこそ個性的な店をその独自の嗅覚で探し出し、そのお眼鏡にかなえば高く評価する。
例えばイタリア料理、トルコ料理、ペルー料理で客観的に同程度のクオリティの店が3軒あったとしたら点数は間違いなくペルー>トルコ>イタリアンの順になる。
特にイタリアンに対する食べログの評価のシビアさは見ていて気の毒になるほどである。
あなたがもし「ああもうイタリアンには飽き飽きだ」と思わない限り素直にイタリアンに行けばいいのである。
もしくは行こうと思ったイタリア料理店を行く前に確認したら点数が低かったとしても考え直す必要はたぶん無い。
また、同ジャンル内であっても、例えばとんかつ和幸で特に不満が無いなら「知る人ぞ知る下町のとんかつの名店」みたいなのをわざわざさがす必要は無いのである。
そこに和幸以上のクオリティを求めてもそれはせんなき事である。



<食べログはストイックな店に甘くウェーイな店に厳しい>

確かに、情熱的な一人のシェフが全て自分の目が行き届く規模でひっそりと営む店で感動的な体験をする、という事はままある。
しかしだからと言って、和モダンな創作ダイニング全席個室120席、みたいな店を否定する理由にはならない。
確かにそういう店はレビュー数がそこそこ多いわりに平凡な点数で、たまにある褒めてるレビューも「料理はこの手の店にしてはまずまずまともな物を出す」となぜか上から目線の物ばかりだったりするけれども。
このジャンルはイタリアン同様過当競争が激しいし、ノウハウの蓄積も多いので、本当にマズい店がそうそう生き残れるもんでもない。
合コンを開催するなら安心して後者をご利用いただきたい。



<点数が異常に高いエスニック料理店はあなたの口には合わない>

このジャンルこそがマニアのマニアたる部分が最大限に発揮される分野である。
この分野においては現地の味に忠実なら忠実なほど評価が高くなる。
そして何やら聞きなれない専門用語満載のワカッテル感のある高評価レビューがある程度並ぶと、普通の人は「慣れない味で食べづらくまずかった」などと素人臭いことはおいそれと書きにくくなるものであり、得点はひたすら高値維持される。
あなたがエスニック料理だって日本人の味覚に合わせてちゃんとアレンジして欲しいと思うタイプなら高評価の店は敢えて避けたほうが無難である。



<低評価レビューこそに店の個性が現れる>

総合点に頼らず個々のレビューを当たるにしても、総当たりはさすがに無駄が多い。
そんな時は低評価レビューから見るという手もある。
高評価レビューはだいたいどの店のどのレビューも似たような物になってしまいがちである。
むしろ低評価レビューにこそ店の個性が現れやすいのだ。
例えばこれは私個人の場合だが、フレンチやイタリアンの店で「何を食べても塩っぱい、クドい、脂っこい」みたいなレビューがあればそれはまず「当たり」と判断する。
「八角なんかの香料の匂いがキツい」とある台湾料理も即行だ。
「深みのないカレー」なんてのも狙い目である。



<食べログを有効利用する最も確実な方法>

ここまで書いてきて、実際のところ何のアドバイスにもなっていない事に気がついた。
お詫びを兼ねて最後に究極の方法をお伝えしよう。
それはあなた自身がマニアになる事である。
可処分所得の許す限り飲食店でざぶざぶとお金を使い、本やネットで情報を集めそれを自分なりに体系化するのだ。
食べログはそのための最良のガイドにもなるであろう。









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コメント

No title

ツイッターともどもブログも非常に興味深く拝見させていただいております。

目からウロコだったのは
『低評価レビューこそに店の個性が現れる』でした。
高評価レビュー優先だった今までが、もったいなく感じました。


食べログは舌が合う人を探すツールだと思ってました。
ある店で同じ感想を持ってる人を見つけたら
その人が高評価してる店はだいたい当たりだったので。

今後は舌が合わない人もうまく活用できればと。
ありがとうございました。

Re: No title

好みや価値観の合うレビュアーさんを見つけると何かとはかどりますよね。
低評価レビューは記事に書いたように店選びのヒントになるだけでなく、ああ人はこんな事に不満を持つのかという人間ドラマが楽しめる上に、商売やってく上でのべからず集としても私にとっては有用なものです。

「レビューは低評価のものから」
私、ショッピングの際は以前からこれを実践していたのですが(商品の欠点が自分にとって欠点であるかないか、むしろ利点であったりすることもある…)
食べログに適用する発想はなぜかありませんでした。
活用させていただきます。

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プロフィール

イナダシュンスケ

Author:イナダシュンスケ
業態開発とメニュー開発を中心に飲食店の雑用全般。enso / Erick south / Erick curry などなど。
ただしこのブログは完全プライベートであります。
偏り気味の食文化論、役に立たない食べ物ウンチク、飲食店の愉快でトホホなリアルライフ、そしてたまにはヒット数稼ぎの阿漕なレシピ公開、好きなものを好きと言うだけの中身の無い雑談、などをだらだらと垂れ流す予定です。
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