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食べログ書く人はなぜか妙にイタリアンに厳しい

昼時をだいぶ過ぎてるのにウェイティングができてるイタリアンの店が気になって入ってみた。
パスタランチのサラダは生のコリンキー南瓜や火を通したジャガイモ、ナスなども入ってポーションもたっぷり、ドレッシングも凝った物だった。
たった1000円やそこらなのに飲み物と小さなドルチェも付く。
飲み物はオリジナリティのある冷たいハーブティーを勧められ、それが食事中のワイン代わりになるような気の利いた仕掛け。
ランチとはいえ水でイタリアンは味気ないからねえ。
接客もスタイリッシュかつ嫌味がなく丁寧。
こりゃ流行るはずだとたいへん感心した。
感心ついでに食べログで後追いチェックをしてみると、さほど点数は高くない。
厳しめ評価のレビューをまとめてみるとこんな感じだ。

「サラダは葉っぱばかりに申し訳程度の具が乗った物。ハーブティーは薄く水っぽい。接客はホストのようで気持ち悪い。パスタは自分が作った物の方が美味い。デザートは小さくこんな物なら付いてない方がマシ。店内は女性客でいっぱいだったが皆雰囲気にごまかされているのだろう。」

君たちは1000円のランチにいったい何を求めているのか、と。
食べログのヘヴィユーザーはとかくイタリアンに厳しい。
店の作りがおしゃれで女性客が多いと更に舌鋒は鋭くなる傾向がある。
君たちはイタリアンの店に何か恨みでもあるのか、と思う。
自分で作るパスタの方が美味いのはわかったから。

自分がイタリアンの店やってたら食べログ大嫌いになったかもなあ、と思う。
食べロガーはインド料理に妙に甘い事が多いので常々その点はありがたく思っている私の個人的な感想。
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コメント

No title

しつこく2回目のコメントです。
食べログをやってると、会社役員から無職まで老若男女いろんな方々と食卓を共にすることがありますが、北イタリア料理の食事会で似たようなことを思いました。

ご存知だと思いますが、北イタリア料理は茶色い料理がとにかく多くて料理の華やかさに欠けるんですが、同行したイタリア料理好きの面々は大喜びでした。
どっかで見た光景だなーと思ったら、南インド料理でテンションが上がっちゃういつもの私たちだなーと(笑)

私も含め、食べログ利用者は地方料理であればそれだけで嬉しくなっちゃうヒトが結構多い気がします。
一方、タヤリンもあればカポナータもあるような店にはとても厳しいヒトが多いです。
なので、イタリアンに厳しいというよりは「イタリア全土のいいとこ取りレストラン」に厳しい。といった印象を受けました。

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イナダシュンスケ

Author:イナダシュンスケ
業態開発とメニュー開発を中心に飲食店の雑用全般。enso / Erick south / Erick curry などなど。
ただしこのブログは完全プライベートであります。
偏り気味の食文化論、役に立たない食べ物ウンチク、飲食店の愉快でトホホなリアルライフ、そしてたまにはヒット数稼ぎの阿漕なレシピ公開、好きなものを好きと言うだけの中身の無い雑談、などをだらだらと垂れ流す予定です。
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